お店のコト

ルーローハンのこと。



お店が新商品を作るときには、
アーティスト的感性と、マーケター的感性のバランスが大事だと考えています。

アーティスト的感性というのはつまり、“自分が作りたいモノ”を作ること。
マーケター的感性とは、“お客さんが求めているモノ”を作ること。

自分が作りたいモノばかり作っていては、それは売れないし、
お客さんが求めるモノばかり作っていたら、作り手が楽しくない。
自分が作りたいモノの円と、お客さんが求めているモノの円の重なる部分を探して、それを商品化するのがベストだったりします。


さて少し難しい話になりましたが、
先日、平日限定メニューとして登場したKAN,MAの魯肉飯(ルーローハン)。
これはほとんどアーティスト的感性で作ったメニューです。
シェフが作りたいものを作った。そんな感じ。

舞鶴の人にKAN,MAで何を食べたいですかー?というアンケートをとって、ルーローハン!と答える人っていないと思うんです。
いても1人とかじゃないかな。僕なんか知りもしなかったし。

『KAN,MAの魯肉飯』はある種、攻めたメニューです。
実はね、ぼくはあまり乗り気じゃなかったんです。

だってほら見てくださいよ。
#ルーロー飯

茶色い!!!!美しくない!!!!
これをKAN,MAに求めてる人なんているのか!!!!と。
ぼくはマーケター的感性で物事を考えるタイプなので、
人気でないだろ〜、これ〜。と。笑


でもできたものはほら。
綺麗になりました。野菜多めでヘルシーです。
KAN,MAっぽくなったんじゃないかな。
評判も上々です。

そんなKAN,MAの魯肉飯。
平日限定メニューです。
ぜひに!!