この前本屋さん行ったんですよ。
料理本コーナーとかあるじゃないですか。
なんとなーく立ち寄って、色々見てたんですけどね。
“おいしい”って、めっちゃありますよね。
例えばコーヒーひとつとっても、淹れ方が書かれた本ってめちゃくちゃあるんです。
コーヒーの淹れ方を書いた本が100冊あるとしたら、100通りの”おいしい”があるわけです。
つまりわかりやすい言葉で言ったら、
おいしいなんて、”人それぞれ”なんです。
この前バーベキューしたんですよ。
KAN,MAの裏で。内輪でね。
焼きすぎた肉食べたんです。
スーパーの安いキムチ食べたんです。
素人が作ったデザート食べたんです。
おいしかったんですよ。
あ、何が言いたいのかと言いますとね、
“おいしいゴハンを作ること”よりも、
“ゴハンをおいしく食べられる場所であること”のほうが大事なんじゃないかと思うんです。
誰かと一緒に、笑いながら食べるごはんって美味しいんです。
ひとりでゆったりと、本でも読みながら飲むコーヒーって美味しいんです。
田舎のおばちゃんちで出てくる、ちょっと冷めたごはんって美味しいんです。
“楽しい”とか、”癒される”とか、”居心地がいい”みたいなことって、調味料になると思っていて、
楽しめる場所であること、
癒される場所であること、
居心地のいい場所であること。
例えばこんなことが担保されていない場所では、いくら美味しいゴハンを出したとしても美味しく食べてもらうことはできないですよね。
“おいしい”なんて世の中にたくさんあるわけだから、
その”おいしい”を、そのまま。
いやむしろもっと、”おいしく”食べてもらえる場所でありたいなーと、
思いました。