お店を運営していく中で1番大切なことは何だと思いますか?
料理の味、空間、雰囲気、サービス、いろんな考えがあると思いますが、
ぼくが約1年半KAN,MAで働いて出した結論は、“関係性”です。
お客さん、他のお店、地域など。
あらゆる人や場所との関係性の構築が、お店を運営していくにあたっての最重要項目だと僕は思います。
中でも、“お客さんとの関係性”が特に大事です。
極端な話をすると、お客さんとの関係性さえ構築しておけば、料理がイマイチでもお客さんは来るんです。
料理は普通だけど、オーナーの人柄がいいから通うお店ってあったりするじゃないですか。
だから、お店の人間とお客さんの関係性ってめちゃくちゃ大事。
じゃあその関係性、どうやって作っていくのかというと、
“コミュニケーション”だと思ってます。
コミュニケーションっていうのは、例えばお店に来たお客さんとの会話。
これめちゃくちゃ大事。
でもぼく苦手なんです。会話。
お客さんに話しかけるの毎回勇気いるしね。笑
仮に僕がグイグイ話しかけられるタイプだったとしても、忙しい日とかなんかだと、会話したくてもできない時もある。
この前も忙しくて全然お客さんと話す暇がなく、本当につまらなかった。
お客さんの中にも、お店の人と話してみたいけど勇気がないとか、忙しそうだから話しかけられないとか、そんな風に思う人もいると思うんですよ。たぶん。(い、いるよね、、?)
そこで考えた。
忙しい時でもできるコミュニケーションの方法ってないかなー?と。
自分や相手が忙しい時にするコミュニケーション方法ってなんだろうなー?と。
で、
あ、置き手紙だ。って。
以前、忙しかった日の営業終わり、
入口にあるウエイティングボードにこんなことが書いてあったんです。
めちゃくちゃ嬉しかったです。
たったひと言なんだけど、その日の疲れが吹き飛ぶくらい嬉しかったです。
置き手紙って素敵じゃないですか。
仕事で遅くまで働いて、疲れて帰って来たらテーブルに「おつかれさま。」の置き手紙があるとか、
めっちゃベタなシチュエーションですけど素敵じゃないですか。
仕事で疲れていても、嬉しくなると思うんですよ。
だから、置き手紙書いてもらおうかと。
今までは、「あー今日は忙しくてお客さんと全然コミュニケーションとれなかったなー」って、
「つまらなかったなー」って、
マイナスの感情で1日が終わっていたんだけど、
置き手紙があったら、「ぐへへ」って、忙しくて頑張った1日が報われる気がするんです。
対面ではないけどコミュニケーションをとることができますからね。
ということで、お店の各テーブルに、ペンを置きました。
置き手紙を書く紙は、紙ナプキンを使ってください。
強制ではありません。書きたいと思ったら、書いてください。
内容はなんでもいいです。ご意見、ご感想、関係ない話でも。
テーブルの上にそっと置いておいてもらえたら、僕ら喜びます。
お返事は、当店のインスタグラム、Facebookのストーリーにて、その日のうちにお返事します。
アナログの置き手紙に対して、デジタルの世界で返事をする。
現代だからできるコミュニケーションって感じでなんかよくないですか?
ということで、置き手紙、ぜひ書いてください。
よろしくお願いします。